皆さま、こんにちは!優桜薬品です
今年はコロナウイルスやRSウイルスなど、ウイルスに悩まされる年ですね
早く終息してくれることを祈るばかりですが、この時期特に気を付けたいものがもうひとつ!
「食中毒」です
気温が高い夏は、特に食品の管理には注意しないといけません。
今回は食中毒にはどんなものがあるか、注意点などをお伝えしようと思います!
サルモネラ菌〈例:卵・レバ刺しなど〉
食後、6~48時間くらいで発症。症状は「吐き気・腹痛・下痢・発熱・頭痛」など。
※熱に弱いので、料理の際にはよく加熱すること。卵は新鮮なものを使用する。
黄色ブドウ球菌〈例:お弁当・おにぎりなど〉
人や動物の皮膚にいる菌。傷のある手や傷口を触った手で食材を触ると菌が付きやすくなる。
食後、30分~6時間くらいで発症。症状は「吐き気・腹痛・下痢」など。
※熱に強く、一度毒素が生成されると加熱しても効果はない。傷のある方は調理等を避ける。
カンピロバクター〈例:十分に加熱されていない肉類(鳥刺しなど)、わき水など〉
食後2日~7日で発症。症状は「下痢・発熱・吐き気・腹痛」など。
※乾燥・熱に弱いので、肉を料理する際はよく加熱すること。
ノロウイルス〈例:牡蠣・あさり・しじみなど〉
食後1~2日くらいで発症。症状は「吐き気・下痢・腹痛」など。感染力が強い。
ウイルス感染した方の吐しゃ物や便座等からも感染する。吐しゃ物等を触ったら、しっかり手洗いを。
※熱に弱い。85℃以上で1分以上加熱する。嘔吐した箇所は薄めた次亜塩素酸などで消毒すると効果的。
ウェルシュ菌〈例:カレー等の野菜を使用した煮込み料理など〉
人や動物の腸管、水や土に広く生息する菌。
食後6~18時間で発症。症状は「下痢・腹痛」など。
※カレー等の煮込み料理は、冷めていく間にも菌が増殖するため、なるべく早く冷却を。
お弁当なども常温保存はなるべくさけて、冷蔵庫へ。熱に強いため、加熱しても菌は死滅しないので、増殖させないことが大切。
腸管出血性大腸菌(O157・O111など)〈例:十分に加熱されていない肉や生野菜など〉
食後12~60時間で発症。症状は「激しい腹痛・下痢・吐き気・頭痛・血便」など。
ご存知の方も多いでしょうが、O157では死者も出ています。
肉を生で食べたり、加熱が十分でない肉を食べることで発症する。
※熱に弱いため、しっかり加熱することで防げる。中心部温度が75℃で1分以上加熱する。
以上は代表的な菌・ウイルスをあげました。他にも多くの食中毒の原因菌・ウイルスが存在します。
何よりも大事なのは
「手洗い」
「食材の適正保存」
「加熱処理」
「消毒」
でしょうか
★下痢や嘔吐が続く場合や食中毒が疑われる方は、医療機関を受診することをおすすめします。下痢には菌を体内から追い出す意味もあるので、むやみに下痢止め等を服用しないようにしましょう。
夏もまだまだ続きます!皆さま、暑さ対策もしっかりして素敵な夏を過ごしましょう