こんにちは、優桜薬品です。
10月になりましたが、日中は暑い日が続いてます朝晩の気温差で体調を崩さないようにご注意ください
今回は“アニサキス、食中毒とアレルギーの違い”についてお話します。
アニサキスによる食中毒
食品中に存在するアニサキス摂取時に消化器の粘膜にアニサキスが噛みつく、または頭部から潜り込むことにより生じます。激しい腹痛や嘔吐の症状を引き起こすことがあります。アニサキスは1~2日、長くても4日ほどで死滅し、糞便から排出されます。
アニサキスアレルギー
アニサキスが寄生した魚肉を摂取することで、アニサキスのアレルゲンに既に感作している人では死んだアニサキスの虫体や分泌物、虫卵などでアレルギー症状が誘発されます。
消化管に潜り込んだアニサキスの頭部などの虫体の一部、またはアニサキスが消化管にかみついた際に吐き出した分泌物の中にあるアレルゲンで消化管粘膜にもアレルギー反応が生じている可能性が示唆されてます。
アニサキスに汚染された食物を摂取してから数時間~半日程度経過してから発症することが多いです。アナフィラキシーショックを発症するケースに加え、慢性的な蕁麻疹や消化器症状を訴え来院することも少なくありません。
予防
食中毒の場合は新鮮な魚を選び速やかに内臓を取り出してください。アニサキスは冷凍や加熱で死滅するので、調理をする場合には、-20℃で24時間以上冷凍するか、70℃以上若しくは60℃の場合は1分加熱をしてください。
アレルギーの場合は、アニサキスの成分(アレルゲン)が含まれている可能性のある食材を完全に除去します。
アニサキス食虫毒・アレルギーにならないためには予防することが重要です。それでも、海産物を摂取後上記の症状がある場合は医療機関を受診してください