こんにちは、優桜薬品です
今回は湿布についてお話します。
・不織布に水分を含む軟膏が塗布されており厚いタイプの「パップ剤」と薄くて伸縮性があり比較的粘着性が高い「テープ剤」があります。
●パップ剤
パップ剤には種類があります。 患部を冷やし腫れを抑える冷湿布と患部を温めて血行をよくする温湿布です。
これらを用途に合わせて使い分けます。
「冷湿布と温湿布どっちがいいの?」
基本的に、どちらも効果は変わりません。慢性的に痛みがある部位については、どちらを使用しても効果は同じです。急性期で炎症が強い場合(捻挫や打撲直後など)は冷湿布、慢性期には温湿布にというように使い分けることもあります。
自分が貼って心地良いのはどちらかで選んでもらってもいいです。
●テープ剤
水分を含まない分、パップ剤ほどの冷却効果がないので慢性疾患にもよく使われています。
たくさん湿布を貼れば効果が強まるわけではありません
湿布薬も立派な「薬」ですので、もちろん副作用もあります。過度に貼ることで湿布に含まれる消炎鎮痛の成分を過剰に体内に吸収してしまい、消化管出血を起こした例も報告されています。
特に高齢の方は皮膚が薄くなり薬を分解・排泄する機能も低下するので注意が必要です。
湿布は貼り続ける必要はなく、4~6時間でしっかり鎮痛成分は吸収され、はがしたあとも効果は持続します。
次の湿布を貼るまでの時間を空けて皮膚を休ませてあげることで皮膚トラブルの予防になります。説明書や医師の指示通りの量を適切に使用しましょう。
気軽に使える湿布薬ですが、特徴や意外と知られていない注意点なんかもあったのではないかと思います。使い方を理解して安全に使用しましょう